kbigwheelのプログラミング・ソフトウェア技術系ブログ

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エンジニア知識の盲点

Scala, AWS, スクラムマスター, マイクロサービス, KubernetesやDDDなど僕でも多少は知識的に自信がある領域があります。ただ、特にAWSKubernetesのような技術の進歩が早く領域自体もとても広いものはたとえ資格を持っていたとしても思わぬ抜け漏れがたまにあります。 AWSに関して、一応現在の会社ではそこそこ詳しい方だと自負しているのですがそれほどAWSに詳しくない同僚やGCPのほうが得意な同僚に自分の考えや設計の欠点・改善点を指摘されるということが一度ならずありました。それも主にAWSのあるサービス・機能を知っているだけでわかるようなものです。 そういったサービスや機能が自分の選択肢から抜け落ちていた理由を考えるとその領域(例えばAAAやネットワークなどが僕は弱いです)への関心が低かったり実際に使ったことがないため機能のイメージができておらず、new releaseの文章を読んだだけでは実際の利用イメージができていなかったことなどが挙げられます。

このことを僕は「知識の盲点」と呼ぶことにしています。

この概念の面白いところは個々人によって盲点の部分が違い、かつ他の人に盲点部分を指摘してもらえればそれが呼び水となって盲点部分が盲点でなくなる部分です。別の表現をすると、この盲点の部分というのはその人自身もそこが盲点だと気づいていないために盲点であるんですね。自分がわかっていないこと、それ自体に気づいていないわけです。 この状態の対策は簡単で、前述の通り複数人で盲点を補完し合うことです。この場合補完する人はその領域のエキスパートである必要はありません。せいぜい使ったことがあるかもしくは隣接領域のエキスパートなどで十分です1


  1. 例えばAWSの領域に対してサーバレスやGCPなどのエキスパートはよい補完になると思います