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「OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法」感想

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法 | クリスティーナ・ウォドキー, 及川 卓也(解説), 二木 夢子 |本 | 通販 | Amazon

死ぬほどひどいタイトルにドン引きしてこれがおおよそcannonicalな本であることはわかっていたにも関わらず別の本に逃げていた。

今、どんなタイトルからこんなひどいタイトルの本にしてしまったのか原書を調べていたのだけど原書のタイトルは大きく違った。

Amazon.com: Radical Focus: Achieving Your Most Important Goals with Objectives and Key Results ( OKRs ) eBook: Christina Wodtke: Kindle Store

Radical Focus, 徹底的な集中。たしかにこのほうがこの本で言いたいことの本質を捉えている気がする。 これにOKRとタイトルを付けるのはわかりやすいかもしれないけどまさに目的より手段を優先することを冗長していないだろうか。

閑話休題、結論から言うとけして悪くはないと思う。 序盤の小説仕立てのところは触りとしては悪くない。 もうちょっと間間に挟んでくれるともっと読みやすかった気もするが、そこまでするほどでもない気はする。

後半を非常に駆け足で読んだのでそこは再度読み直したほうがよいかも。

あと、このOKRをボトムアップでやるのはあんまり有効ではないなと思った。 この中で説明されているように基本的にOKRはトップダウンだと思うので1チームで導入しようとしてもひとつ上の枠組みで目指すものとの整合性が取りにくい。 もしひとつ上の枠組みでOKRではなくMVVのようなものが設定されている場合、MVVからOKRへ落とすような工夫が必要になると思う。

4セルでキープする項目を書くのは良いと思った。 OKRやKPIで、じゃあ目標だけおっていればいいのか、他のことは後回しでいいのかっていう話に良くなったので。